「漢方療法」を取り入れた理由
慢性化していたり、体質からくる症状が意外に多いのが泌尿器科の病気です。
「冷え性からの頻尿」、「抗生剤ですっきりしない炎症や残尿感」、「水分が体に溜まってしまう水滞症のため尿が気持ちよく出ない」など多くの症状に漢方薬は有効です。
慢性の疾患や治りにくい症状に対しては、全身的な観察が必要と考えており、時には患者さんの生活習慣や食生活をお聞きしてどこかに偏りがないかを患者さんと一緒に探していきます。この時に東洋医学的なアプローチが役に立つのです。体質改善が必要な方には、約80種類以上の保険適応漢方薬から適切なものを探し内服していただきます。そして、患者さんご自身の力で病気を克服していただくことを、当院は目標としています。
「漢方薬」の良いところ。

症状だけを抑える薬ではないので、治癒した後、お薬を減らす事(廃薬)ができます。そして、薬が増えてしまう事を防ぎます。

漢方薬にも副作用はありますが、西洋薬に比べると少なく、安全性が高いお薬です。

他院のお薬を中断することなく使用できます。

当院の目標である「患者さんご自身の力で病気を克服していただくこと」の手助けをしてくれるのが漢方薬です。食養生や生活習慣の改善とあわせることによって、自信を持って日常生活を送っていただきたいと思っています。